本動画では、PIV(Particle Image Velocimetry)を用いた風洞実験での事例を紹介します。PIVは流体の速度ベクトルを算出し、速度場を視覚化する強力なツールです。特に風洞実験において、気流の複雑な挙動を理解しやすくします。
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【収録内容】
・円柱後方の気流
・車体モデル:リアウイング周りの気流
・野球のボール:フォーシームの回転
・ゴルフボール(ディンプル)後方の流れ
・雪氷風洞で雪の挙動を計測
この動画では、PIV(粒子画像流速測定法)による実測技術を活用して、塗装工程における気流評価や最適化、異物問題、スプレー評価など、様々な課題に対して有効な計測ソリューションを紹介いたします。気流解析であるPIVは、塗装ムラを生じさせやすい箇所の発見や確認・検証などを容易に行うことができます。
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金属加工の一種であるショットピーニング。今回、高速で噴射されるショットピーニング投射材をハイスピードカメラとPIV(粒子画像流速測定法)を使って分析。この動画では、ショットピーニングの投射材がどのように振る舞っているか?を視覚的に捉え新たな知見を提供します。
撮影協力:
東京理科大学 理工学部 建築学科 大宮 喜文 先生
東京理科大学 理工学研究科 国際火災科学専攻 桑名 一徳 先生
今回、実験室で火災旋風を再現し、ハイスピードカメラで撮影。周囲の気流をPIVで計測することで火災旋風の速度ベクトルを算出しました。
気流を計測対象としたPIVで 光源の違いによる計測結果を比較しました。シート状に発振するレーザー光と放射状に発振するLEDを使って流れの可視化を行い PIVで速度を算出しています。発振の形態が異なる光源を使用した場合に PIVの計測結果にどのような違いが出るのか?検証を行いました。
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