デジタル画像相関法(DIC)でステンレスのひずみを算出しています。カメラ2台で撮影を行う ”ステレオデジタル画像相関法” で行いました。2台のカメラを使う”ステレオ撮影”で材料の3次元変位を求めることができます。熱で膨張する微小な変形もデジタル画像相関法(DIC)では、高精度な計測を実現します。
【計測の流れ】
・ステンレス材にランダムパターンを塗布
・ヒーティングガンでステンレス材を450℃まで加熱
・160×100×2mmのエリアでひずみを算出
・画像は2596×2048pxで撮影
撮影協力:東京工業大学 宍戸・久保研究室 赤松 範久 先生
材料の「ひずみ」を分布で計測しています。「ひずみ」を非接触のまま”面”で計測できる手法「デジタル画像相関法 DIC」を紹介いたします。PETの引張試験を実例として、ひずみゲージには無い有効性と計測手順がわかります。材料の実機試験をご検討されている方ぜひご参考ください。
【デジタル画像相関法 DICのメリット】
・画像から「ひずみ」を計測できるのでひずみを分布で算出できる
・非接触なので高温の材料、高温の環境でも計測ができる
・ひずみゲージとは違い 広い範囲の計測ができる
・簡便に短時間で計測ができる
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