撮影・保存はもちろん、
画像処理機能や簡易解析機能も充実
初心者でも扱いやすい、直観的なレイアウトで操作が簡単です。簡易的なスケール測定や速度計測機能まで装備。計測対象となる画像が正しく撮影できているか?確認することができます。
※本ソフトウェアはシリーズ共通で付属しています。
LEDライトを撮影した実写画像
ライトの発光部が飽和して赤く表示
粒子の実写画像(拡大イメージ)
粒子像が飽和して赤く表示
明るすぎて飽和してしまった画素を赤色で表示、ハレーション(白飛び)がある場所を知らせる機能です。8bitモノクロ画像は、各ピクセルの輝度値は整数0~255(黒~白)の256段階です。例えば、PIV計測では粒子画像が飽和してしまうと、計測誤差が発生してしまいます。計測を行う前段階で、正しい露出で撮影ができているか?を確認できます。
ピントが合っていない
※PIV粒子画像の例
ピントが合っているので粒子の輪郭が赤く表示
エッジを検出し、検出された部分が赤色で表示されてピント合わせの目安になります。検出強度は3段階から選択可能です。輝度不足、低解像度の撮影では、画像のピントが合っているか?の判定が難しくなります。ピントの判定をソフトウェア側がアシストして目視による誤差を避け、計測に適した撮影のサポートします。
2点間距離と2直線の角度を表示(静止画)
ポイント速度と加速度を表示(動画データ)
撮影したデータから簡易的な計測が行えます。様々な計測機能で撮影データの詳細を確認できます。PIVや運動解析では、トレーサー粒子やマーカーの移動を捉えるために、撮影速度(fps)を適切に設定する必要があります。「k-software」の簡易計測機能では、画像を保存する前に最適な設定を確認することができます。
計測項目一覧
ライン工程の現場画像
指定エリアで輝度変化があれば、撮影を開始
ライン作業NG判定用のランプに、モーショントリガーのエリアを指定。NGのタイミングで撮影が開始される。
画像上でエリアを指定して、エリア内の平均輝度が指定数値を超えた時、トリガーが入力されます。トリガー入力で撮影が始まり、外部機器と同期すること無く、対象エリアで変化があった時に撮影を開始できます。
通常のビデオカメラは、1秒あたり約30~60枚の画像を撮影すること(fps)が一般的です。明確な定義はありませんが、1秒間に数百・数千・数万枚の画像を高速撮影できるものをハイスピードカメラと呼びます。従来はフィルムを機械式に高速回転させることにより撮影する「フィルム式ハイスピードカメラ」が多くの実験系に採用されてきました。
その後、21世紀に入ると半導体デジタルカメラがフィルム式に取って代わり、現在は「ハイスピードカメラ」と呼ばれることが一般的になっています。中には「スローモーションカメラ」「スーパースローカメラ」「高速度カメラ」等、様々な呼称をされることがありますが、同じ意味で使われています。
人間の目では捉えきれない高速現象を克明に可視化し、解析ソフトウェアを組み合わせることで、様々な物理現象を数値化できます。ハイスピードカメラは研究開発・生産分野の発展には欠かせないアイテムです。
使用機材
液滴が落下したウォータークラウンのスーパースロー映像です。撮影は1秒間に2000枚で行い、1280×1024pixelの映像になります。
流体
目視では見えない高速流体の情報を、高分解能で撮影。
PIV、流れの可視化による空気抵抗の定量化に。
スポーツ
人間工学に基づく高精細な動作を撮影し、フォーム改善などに。
溶接
溶接工程を可視化して、良否判定による歩留まり改善と品質向上に。
医療・バイオ
手術など緻密な動きの再現性を確認、医療技術の向上に。
生産技術
現場における不具合発生のプロセスを正確に把握。原因の究明に。
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