
CDS機能搭載 最高レベルの低ノイズを実現
世界最高水準の低ノイズとハイダイナミックレンジを誇る、研究者の要求を余すところなく満たすハイスピードカメラです。ISO感度125,000(モノクロ)にまで引き上げることが可能なハードウェアビニングを搭載し、PIVやDIC、溶接の可視化など、多彩な用途への対応力も抜群です。10Gbイーサネットによる超高速転送と、小型・軽量でありながら堅牢なボディは、一歩進んだ操作性と信頼性を実現します。
CDS機能※
CDS機能を搭載した最新のCMOSセンサー。世界最高レベルの低ノイズ、ハイダイナミックレンジを実現。
超高速転送
2GBのデータを約6秒でPCに保存。超高速の10Gbイーサネットを標準装備。
ISO感度125,000まで向上可能
4つのピクセルを1つのピクセルとして扱う、ハードウェアビニングによりISO感度125,000(モノクロ)まで向上可能です。
可搬性も抜群
小型・軽量・堅牢ボディであらゆる実験環境に対応します。

黒画像・実画像の撮影を繰り返し、毎フレームでノイズを除去Phantom VEO series搭載のCDS機能(Correlated Double Sampling)は、黒画像と実画像の2枚の撮影を繰り返し、毎フレームごとにノイズを除去を行います。
従来、ハイスピードカメラの撮影は、撮影開始時に黒レベル補正を行っていましたが、CDS機能では、この処理をフレームごとに超高速で行います。結果、驚異的にノイズの少ない、ハイダイナミックレンジの撮影が可能になりました。
PIVやDIC等の画像相関法を用いた計測では、ノイズの無い高品質な画像で解析ができるので、精度の高い画像計測が行えます。

ISO感度125,000(モノクロ)まで向上可能
ビニングとは、画素を複数集めて1つの画素とみなす取り込み方式です。複数の画素を1画素として扱うため、元の画素数分の容量で受光できるので感度が向上します。また、読み出しする画素数が減るため、相対的に転送する速度も速くなります。(※但し、画素数が少なくなる分、解像度は低くなります)
ハードウェアビニングを行うことで、ISO感度を125,000(モノクロ)向上でき、これは標準感度の1.6倍の明るさになります。微弱な光量で実験を行う、明るさが要求される条件でもハイスピード撮影が可能になります。

※( )内の数字は、メモリ256GBモデルの各撮影速度時の記録時間(秒)です。
メモリ128GBモデルの場合は、記録時間が半分になり、メモリ512GBモデルの場合は記録時間が倍になります。
上記解像度以外も、スタンダードモード:256×32ピクセル、ビニングモード:128×64ピクセル毎に最低撮影速度は100コマ/秒から、上記最大撮影速度まで、任意に撮影速度の設定が可能です。

※欧州マシンビジョン協会EMVAによるイメージセンサーの性能データ(532nm時)

※ビニングとは、4ピクセルを1ピクセルとして扱うことで撮影速度を向上させる機能です。

日本語対応コントロールソフトウェア。
マルチウインドウ対応で、複数台のカメラを使用した場合の画面複数表示、同時再生可能。
◇標準機能
撮影条件の設定、録画、保存、読込、再生、動画の範囲指定、各種画像処理
◇計測機能
特徴点の自動追尾距離、速度、加速度、角度、角速度の計測、バーストモード
◇各種ファイル変換
AVI、H264/MPEG、BMP、JPEG、TIFF 等
【関連記事】
ハイスピードカメラの選び方|選定のポイントや計測に必要なスペックまとめ
ハイスピードカメラは、高速現象に対してフレーム間の移動量を抑えてより細かく滑らかに観察することができます。一般的なビデオカメラやテレビ放送は、1秒間に30コマ、または60コマで撮影...「ハイスピードカメラの選び方」続きを読む
製品に関するお問い合わせや技術相談を当社スタッフがお受けいたします。
※お電話でも受け付けております。
☎0463-91-1281
9:00~18:00(土日祝日を除く)