
システムシュリーレンSSシリーズ 特長
SystemSchlierenプロモーション用
観測空間に2回平行光が通過するWパス方式により、屈折率が乏しい微細な密度勾配の差も高いレベルで可視化ができます。
さらに、「システムシュリーレンSSシリーズ」では光軸調整が簡素化され、困難とされるシュリーレン撮影が手軽にできます。
従来の半分以下の省スペースでの設置が可能で場所に苦慮する事がありません。
観測空間を決める光学系がスライド式で調整できるようになっており、任意に広げられるようになっています。
本体から外して設置することもできます(オプション)
計測対象に合わせて最適な撮影が行えるよう、光源やカメラ(高画素・高速度)を用途にあわせ最適なご提案をいたします。
システムシュリーレンSSシリーズ(SS100)製品概要
- システムシュリーレンSS100製品概要
- システムシュリーレンSS100外形寸法【01】
- システムシュリーレンSS100外形寸法【02】
システムシュリーレンSSシリーズ(SS100)可視化イメージ
- エアーノズルを観測空間へかざす
- ノズルからの衝撃波を可視化
システムシュリーレンSS100では観測空間へ可視化対象を配置して観測します。
観測空間では平行な光をつくり、密度勾配によって屈折する光が明暗となって可視化することができます。
上記の例ではエアーノズルから音速で流れる空気を可視化しています。
音速で流れる空気の衝撃波(圧力の変化から生ずる)が鮮明に観測できます。
*シュリーレン法の原理についてこちらで詳しく解説しています。 シュリーレン法とは
観測空間では平行な光をつくり、密度勾配によって屈折する光が明暗となって可視化することができます。
上記の例ではエアーノズルから音速で流れる空気を可視化しています。
音速で流れる空気の衝撃波(圧力の変化から生ずる)が鮮明に観測できます。
*シュリーレン法の原理についてこちらで詳しく解説しています。 シュリーレン法とは
システムシュリーレンSSシリーズ 用途
- ■空気力学の研究、超音速風洞での衝撃波等の可視化
- ■熱流体研究、燃焼や爆発現象の観測(エンジン等の研究)
- ■水中超音波の観測
- ■液体の混合を観測
- ■アルゴン・ヘリウムなど溶接ガスの流れの可視化
- ■芳香剤や防虫剤などの可視化
- ■製品のリークテストで漏れ具合の検証
- ■濾過フィルターの品質検査
- ■アクリルやポリカーボネートの品質検査
- ■カメラ用IRカットガラス(フィルター)の品質評価
システムシュリーレンSSシリーズ 可視化事例
システムシュリーレンSSシリーズ可視化事例「ガス・超音波」
- 溶接シールドガス
- 携帯電話リークテスト
- 300khz 水中超音波
- 高圧エアノズル噴射
- シリンダー内の圧力波
- 大気中超音波
システムシュリーレンSSシリーズ可視化事例「航空機模型周りの衝撃波」
撮影協力 東洋大学理工学部機械工学科 藤松先生
超音速流中における航空機・宇宙機模型周りの流れの可視化画像です。
大気吸込式超音速風洞装置を製作して、設計マッハ数2.0、風路断面40mmx40mmの流路内に設置した模型周りに発生する流れ場を可視化しました。
半頂角15°の楔周りに発生した衝撃波角度から、設計マッハ数通りに超音速風洞装置が作動していることが分かります。
また、スペースプレーンやMiG-29のような複雑な模型周りに発生する衝撃波や膨張波を鮮明に捉えることができました。
大気吸込式超音速風洞装置を製作して、設計マッハ数2.0、風路断面40mmx40mmの流路内に設置した模型周りに発生する流れ場を可視化しました。
半頂角15°の楔周りに発生した衝撃波角度から、設計マッハ数通りに超音速風洞装置が作動していることが分かります。
また、スペースプレーンやMiG-29のような複雑な模型周りに発生する衝撃波や膨張波を鮮明に捉えることができました。
システムシュリーレンSSシリーズ可視化事例「水素の可視化」
【脱CO2社会~次世代エネルギー】水素を見える化する ~「シュリーレン法」
次世代のエネルギーとして注目される「水素」をシュリーレン法の技術を使って見える化しました
ノズルから放出される水素の"密度差"をシュリーレン法で画像としてとらえます
撮影にハイスピードカメラを使用した「水素のスーパースロー映像」です。
ノズルから放出される水素の"密度差"をシュリーレン法で画像としてとらえます
撮影にハイスピードカメラを使用した「水素のスーパースロー映像」です。
- 撮影条件
- 10,000fps 1280×960画素
システムシュリーレンSSシリーズ可視化事例「キャビテーションによる圧力波」
【キャビテーション】圧力波の可視化実験
画像提供: JAXA(宇宙航空研究開発機構) 坂本勇樹先生
キャビテーション気泡が崩壊する時に発生する圧力波を可視化しました。画像提供: JAXA(宇宙航空研究開発機構) 坂本勇樹先生
可視化には「シュリーレン法」を用いて圧力波(衝撃波)が伝播する様子を鮮明にとらえています。
- 使用機材
- システムシュリーレンSS100 ハイスピードカメラPhantomTMX
- 撮影条件
- 30万fps 640×368画素
キャビテーションジェット
画像提供: 慶應義塾大学 安藤景太先生
赤外パルスレーザーにて液中に高エネルギーを与え、液層内に溶けた気体を膨張収縮させることで発生する圧力波を可視化した画像です。
画像提供: 慶應義塾大学 安藤景太先生
- 使用機材
- システムシュリーレンSS100 cavilux 超高速度カメラkirana
- 撮影条件
- 200 万fps 924*768 閃光時間20 ナノ秒
システムシュリーレンSSシリーズ ラインナップおよび仕様
型番 | 光源 | サイズ(W×D×H) | 有効径 | 開口時の長さ | 重量 |
---|---|---|---|---|---|
突起部・反射ミラー部除く | (電源除く) | ||||
SS50Ⅲ | LED | 400mm×205mm×292mm | φ48mm | 145mm | 約7kg |
SS100 | キセノン or LED | 500mm×299mm×421mm | φ100mm | 300mm | 約21kg |
SS150 | 620mm×405mm×476mm | φ150mm | 400mm | 約40kg | |
SS200 | 825mm×490mm×520mm | φ200mm | 400mm | 約68kg |
※サイズはデザインは予告なく変更することがあります。
※光源タイプにより本体サイズは変更になります。
※キセノン光源は電源供給ユニットが別途含まれます。
※光源タイプにより本体サイズは変更になります。
※キセノン光源は電源供給ユニットが別途含まれます。

世界初のシュリーレン専用の画像処理ソフトです。
極めて微小な密度勾配の差を専用ソフトにより抽出し、これまでにない「見える化」を実現しました。
複雑な設定や操作は一切不要。通常のシュリーレン撮影だけでは今まで見えていなかった現象も捉えることができます。
- 「SS Viewer」を使用したシュリーレン可視化事例
-
窒素ガスの可視化パーキングセンサーからの超音波拍手した際の音波【シュリーレン法】風船破裂による衝撃波の可視化
- 「SS Viewer」で画像処理を行うことで見えてくる現象
-
- ■適切なセッティングで撮影できているか、現象の発生を確認できるので、ハードウェアの設定が手軽になります
- ■マッハ痕が明確に可視化でき、角度抽出が手軽になります(マッハ数推計)
- ■リークテストでは今まで評価できなかった微小リークも可視化可能
- ■明確な可視化が困難なアルゴンガスや窒素ガスでも検証できます
- ■衝撃波の伝播では今まで可視化していた強い波だけでなく周辺の弱い波も評価できます
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